Vagueness
3月初めにプレプリントをアップロードしたものの、すっかり忘れていたので。ご興味のある方は こちら からご覧ください。プレプリントですので、多くの問題点があると思います。ご覧になった方で、問題点のご指摘・ご意見・ご感想がある方は是非お知らせくだ…
開始時間は10時、参加者は10人程度。1時間の予定が、質問等が加熱して30分近くオーバー。基本的には皆さんに興味を持って頂けた様子。pdfファイルを大学のサイトにおいてあります。興味のある方はどうぞご覧ください。発表要旨は以下の通り。 本発表では、曖…
私の発表は15時から、70分しゃべる(10分オーバー)。 pdfファイルを大学のサイトにおいてあります。興味のある方はどうぞご覧ください。ちなみに発表スライドの一枚目(introduction)は以下の通り。 Sainsburyの主張: 集合を使用して述語を定義することとは…
京都科哲コロキアムの次回例会(1月28日(日))で発表することになりました。案内はこちら。私の発表は15時からです。要旨は以下の通り。 R.M.セインズブリーは、集合を使用して述語を定義することとは、述語の外延とその外部との間に鮮明な境界線を引くこ…
10時40分から講義のコマをお借りしてプラハでした話をお話しさせて頂くことに。本来は午前中だけのはずだったのだが、曖昧性に関する学説のサーベイから始めたらとても1コマでは終わらず、結局昼休みを挟んで15時まで話すことに。学生さんは9人ぐらい、驚く…
Vetterlein氏の話はFuzzy論理の特徴づけに関して、Zachより話を掘り下げたもの。話の最中で、ゲームによってFuzzy論理の意味論を特徴づけるFerm?llerの結果を紹介していた。Fuzzy truth value は確率とは全く別の概念であるというのが定説だが、ゲームによる…
基本的には好評だった模様。それなりの興味を集めることができたようだ。 質問もいくつか。 しかし、正直、発表直後で気が抜けて頭が真っ白になってしまい、最初の質問の内容を理解するまで2分以上かかってしまい、えらい恥ずかしい目に遭う。 一番ひどかっ…
Milne氏の"Bets and Boundaries"、Rough集合を使って Imprecisely specified events の確率を推定するという話。Rough集合のなすBoolean algebraを考え、Bollean algebraの性質とimprecisely eventsの性質を対応させたりして、とても面白い。 Zardini氏の発…
Keefe氏(かのKeefe!)の講演は "Vagueness without Context Change"というタイトルで、文脈主義における文脈の固定の困難さについて。激しい議論の応酬になっっていた。早口だし話について行けず。 Greenough氏(St. Andrews)の講演は"The Open Future"とい…
に夕方顔を出してみる。要は参加者の自由討議時間、主なテーマはLogical Prularismについて。Prulalismを推奨する発言者にShapiroが「ではmeta-theoryのためにどんな論理を採用するつもりか」と吐き捨てるように聞いていたのが印象的だった。確かに見過ごさ…
Zach氏の"Vagueness and Fuzzy logic"を聞く。Godel logicに関する共著の結果の紹介と、後は他人の結果のサーベイ。Fuzzyは真理値が[0,1]の実数にexplicitに決まる点で真にvagueとは言えないので、実数値ではなくlatticeを考えたりしてみよう、という最近の…
に関して、ノルウェーのBjordal氏による講演。Evansのvague objectに関する証明では無制限な形でλ項を使用するので、それが矛盾の原因だとという反論がある。それを反証するため、λ項を使用せずに、Hilbertのε項を使用して書き直してみた、という内容。5行の…
午後もいくつか。 オーストラリアのFoo氏によるFuzzy論理の応用的な話題、Prototypeをfuzzy理論で推計する話。面白いが時間の都合で概説だけ。彼は中国系でマレーシア(?)出身、アメリカの大学に行きオーストラリアに就職、日本にも何回も来ているそうだ。…
Shapiro氏の話は、可能世界意味論を使って文脈主義を表現するもの。よくある話か。Shapiroは背が低く少し小太りで白髪のおじさん、見た目は陽気そうだけれど実際には少し気むずかしい感じがする。早口で厳しいコメントをときどき挟む。ユダヤ系であることを…
タイムテーブルが発表になった。こちら。ShapiroとSorensenとZachとKeefeがinvited talkをする。私の発表は最終日のお昼直前、あまりいい条件ではないが、新参者だし贅沢は言えない。がんばろう。
夜23時に国際会議 "Uncertainty: Reasoning about probability and vagueness" 事務局からメール。無事国際会議にacceptされました。雨の中メールサーバーの電源を入れに行った甲斐があったというものだ。このままなら9月にはプラハに行ける(夢にまで見たプ…
愚痴を言ってもしょうがないが。ある国際会議、当初は6月6日が締め切りの予定で、また If you are interested in presenting a paper, please submit an abstract at http://****. と書いてあったので、半ページ分のabstractを6月5日に投稿した。 しかし本日…
表現と創造,第1号,pp.103-129. こちらもコピーが到着、読了。dynamic semanticsについての解説。dynamic semanticsは直観主義についてのKripke frameのもどきを考えて、情報の詳細化によって真理値がindefiniteからdefiniteに変化するさまを表現する。個…
JPLにacceptされた論文が、今日になってやっとSpringerのJPLのwebsiteに掲載された。Onlineで先にみられるというもので、雑誌に実際に載るのはいつの日か。
"Logic Logic Logic" p354-364Soritie Paradoxの変種の"Wang's paradox"(「すべての自然数は小さな数である」)において、数学的帰納法を使わずとも、任意の自然数nに対して、nが「小さい」ことを証明できるというのは有名な話である。では、例えば1000000…
中絶などの倫理問題にもSorites Paradoxのような線引き問題が起こり、このような規範的問題にはsupervaluationalismが解決としてふさわしいと論じる。 曖昧さの問題に関してはいろいろな問題意識から研究が進められているのだと感心する。
p236まで読了。Supprise Examination Paradoxを"Margines of Error"理論に則りmodal logicで形式化。 どうでもいいけれど、例えば"ME"理論はTruth degree theory(例えばfuzzyだけど、どちらかというと真理値が何らかのalgebraになるようなものの方が直感的…
p227まで読む。"Margins of error" theory. 理論そのものはとても常識的(誰もが思いつく)。 ただしp222のpossible worldっぽいモデルの導入は、少し違和感がある。彼の頭にはまず「様相論理で解決すべき」という信念があり、その表現としてKripke frameを…
American Math. Monthly 105 (1998) 41-51. nuhsnuh氏のblogで紹介されていた論文。論文冒頭でSurpirise exam.は「Sorities Paradoxともなどとも関係がある」というので楽しみにしていたら、その話は文末のfurther readingでTimothy Williamsonの論文を紹介…
pdfファイルを大学のサイトにおいてあります。興味のある方はどうぞご覧ください。 私の発表は15時50分からのはずが、私の前の発表のMsさんが、iBookをプロジェクターに接続するコネクターを忘れ、講演を開始するのに手間取り、結局20分押しとなる。発表は練…
5月はじめに「哲学的論理学雑誌」に投稿した私とh師の共著論文の件で、4ヶ月待ってやっと返事が来た。内容は、修正と補足を条件にacceptするそうだ。やった!!待った甲斐がありました。 abstractは以下の通り。 Gareth Evans proved that if two objects ar…
『哲学研究論集』第2号, 2005, pp. 101-114. 一言「お疲れ様でした」という感じ。Wrightのあのわけのわからない英語を、よくまぁここまでまとめたものだ、と感心する。参考にさせて頂きます。