2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プラハ・キュビズム博物館

金曜日に夕食を食べた cafe grand orientのある建物は、通称 "black madonna"と呼ばれる、20世紀初頭のキュビズム建築の有名な建物であり、最近は「キュビズム博物館」が入っています。というわけで、もう一度行ってきました。博物館自体は、フロア三つと余…

プラハ(五日目)

起床は7時、9時半に宿舎を出て、地下鉄で市中心部のヴァーツラフ広場へ。 英語の本がある本屋に行き、市中心部を散歩した後、11時に科学アカデミーへ、メール書きなど。昼はLと中華料理、午後はH先生とLと議論、その後市街地へ。 画像は、えらく急なプラハの…

CSLI Lecture Notes 無料化

olehjortland 氏のついったー経由、 こちらからダウンロード可能。リストを全部掲げることはしませんが、個人的に興味があるところでは Normalization, cut-elimination, and the theory of proofs / A.M. Ungar. Vicious circles : on the mathematics of n…

しつこく生存報告

金曜日にプラハに戻り、それから科学アカデミーの宿舎に滞在しています。土日はセミナーの準備をしていました。宿舎にはネットの端子があるのですが、ネット接続の設定法を誰も知らず、知っている人は「週末はずっと酔っぱらっている」とかで、月曜日にアカ…

帰宅後、

激しい雷雨。 チェコの六月は、通常こんなに雨が降らないという話なのだが。

"The ω-inconsistency and overspill in Cantor-Łukasiewicz set theory"

13:30-15:00、科学アカデミーのボルツァーノ・ホールにて(下画像は会場の風景)。 L∀上の包括原理を持つ集合論で展開される算術について、既存の結果のサーベイ、聴衆は7人。要旨は以下の通り。 Set theory: Cantor-Łukasiewicz set theory CŁ0 with the comp…

プラハ(四日目)

起床は6時、原稿書きの続き。11時に科学アカデミーへ。12時半頃、PやLと駅前のチェコ料理店へ行き、アヒルのローストのタマネギソースがけのダンプリング添えを食べ、ビールを飲む。次に喫茶店でベヘロフカをのみ、それから午後一のセミナーで発表。夕方はP…

プラハ(三日目)

蒸し暑い日。5時に起床、一日中宿舎で月曜日の発表のスライド原稿書き。証明がどの程度L∀に移せるかを巡って悩む。昼食は昨日買ったサンドイッチ、夕食は駅前のピザ屋でピザ。21時に就寝。

カフェ「オーキー・ドーキー」

その後、近くのカフェに行きました。ここは古本屋とネットカフェを兼ねていて、社会主義時代の珍本とかも並んでいました。

レットナーの丘

食後、レットナーの丘を散歩。 残念ながら雨でしたが、風景はさすがです。 公園内部には1950年代にブリュッセルで開かれた万博のチェコ館(斬新なデザインで人気を集め、賞を受賞したそうです)が移築展示されていました。上画像は、その前で記念写真を取る…

プラハ(二日目)

午前はよく晴れるが、午後から曇り始め、夕方は強い雨。9時に起床、月曜日の発表準備をする。 ladvi駅前は、地下鉄開通のため、トラムの線路の撤去工事中。ちなみに、地下鉄開業は三年前であり、撤去工事は三年目だそうだ。 昼にP夫妻と昼食、「鯉の伝統的フ…

まだ

生きてます。昨日はエクスカーションで、ポーランドとの国境山岳地帯を11kmハイキングしました。楽しかったけれど足が痛い。 夜はバンケット、さすがヨーロッパというべきか、会場のピアノをチェコ人の哲学の老教授が弾き始め、周りには人(といっても年配気…

プラハ市内を彷徨

プラハに帰った後、Gらと夕食を食べようと言うことになり、地下鉄・共和国広場駅周辺の有名なカフェ "Grand cafe oriental" で18時半に集合ということになりました。18時に隣のFlorenc 駅につき、歩いて共和国広場に向かったのですが、広場に着いた後、全然…

Logica 2009 (最終日)

最終日は午前中のみ。 "The liar meets McTaggart: paradox and indexical fallacy" (Martin Pleitz) チェコの哲学者のTichyを引用しつつ、時間の非存在に関するマクタガートのパラドックスは、指示子(indexical)の乱用によるものであり、その点で嘘つきパ…

Logica 会議(最終日)→プラハ市

起床は8時近く。午前中は会議、昼食後宿舎をチェックアウト。バスでプラハに戻る(が、バスの運転手が道を間違え、一時間遅れで到着)。プラハからPの案内で、Ladvi駅前にある科学アカデミーの宿舎へ(宿舎に入る直前、激しい夕立にあってずぶ濡れに)。 夕…

エクスカーションは

5人のチェコ人とハイキング。午後になってのぞき始めたた青空の下、チェコ・ポーランド国境の山岳地帯の森の中のハイキングコースを、11km歩きました。 晴れ間が見える。 雨が多かったせいで、道の真ん中からクリークがわき出していました。 大分雨で増水し…

Logica 2009 (三日目・午前)

本日午前は哲学枠。 "Truth, Necessity, and Abnormal Worlds" (Jc Beal) 今回の会議で注目を集めている内容の一つに、「透明な真理観 (transparent view of truth)」というのがあります。これは真理のデフレ主義を発展させた立場で、 全域的な真理述語こそ…

Logica 会議(三日目)

朝は曇り、午後になって晴れてくる。起床は7時半。午前中は会議、午後はエクスカーション。夜はバンケット、23時に部屋に戻る。

夕方、ビア・パーティーの余りのビールをみんなで飲んでいると…

S教授曰く「日本の論理学者は皆、証明論を研究しているんだよね」 ... 。それは竹内外史およびA教授の印象が強すぎるから、そう思うのです。

Logica 2009 (二日目・午後)

午後も面白い話が多かったです。 Always more (Greg Restall) いや、面白い発表だったんです。可能世界意味論では「命題=可能世界の集合」と、外延的な関係が成り立つと言われています。もっと正確に言うと、 任意の可能世界では任意の命題の真理値が決定さ…

Logica 2009 (二日目・午前)

本日午前は証明論的意味論系の話が多い。 Field's paradox and its Medival solution (Stephen Read) Hartly Field は "Saving truth from paradox" のなかで、真理述語の全域性を許す体系の代償として、否定のルールがおかしい(弱まった)矛盾許容論理を導…

Logica 会議(二日目)

起床は7時、眠い。一日会議。夕食後は聖堂内のツアーと、論理学のネット学習システムの紹介。その後「コンゴ」へ。

ルバーブのジャム

そのころCはルバーブのジャムを作っていました。 ルバーブを薄い輪切りにし、同量の砂糖をまぶして一晩おいておく。 汁だけを煮詰める。 その中にルバーブを入れ、かき混ぜながら5〜10分ほど煮る。 完成

Bernard Open Air Beer Party

今度の会議は、有名なビール会社の "Bernard" が協賛しています。今度はビールかよ。いや、美味しかったのでいいんですが。 直前まで開催が危ぶまれましたが、なんとか天気が持ったので、庭でビールパーティー(提供はもちろんBernard社)が開催されました。…

Logica 2009(初日)

本日は初日、Belnapなど大物の講演もあり。 Ontological proofs of existence and non-existence (Petr Hajek) 算術および数学的ファジイ論理の泰斗ハジェクさんは、一方で、敬虔なクリスチャンでもあり、彼の趣味はオルガン演奏(教会で礼拝時にオルガンを…

Logica 会議(初日)

起床は7時、会議は9時スタート、一日中会議。昼食後、メール書きのため会場を抜け、自室でちょっと横になったらそのまま爆睡してしまい、あわてて会場に戻る(何とか終わり二つの講演は聴けた)。

「1Q84 (2)」(村上春樹)

うまい。もちろん「ねじまき鳥」の方が名作だけど、とにかくうまい。

とりあえずの生存報告

宿舎の部屋からネットにつなげないので、なかなか更新できませんが、とりあえず生きてます。エクスカーションのハイキングで大雨にうたれたときはさすがにどうかと思いましたが。 発表は好評でした。名前を論文でしか知らない人たちから「今日の話は論文を書…

Non Classical Mathematics 2009(最終日)

本日の目玉はこちら。 Towards Metamathematics of Weak Arithmetic over Fuzzy Logic (Petr Hajek) Hajekさんの論文Mathematical Fuzzy Logic and Natural Numbers の内容紹介。ファジイ論理上、Robinson算術を弱めた(関数を三項関係にした)体系FQ-におい…

NCM(最終日)

最終日、午前7時に起床。朝食時に Greg が素朴集合論で矛盾を導く最小証明の話をする。非常に興味深い。本日は午前で会議終了。参加者の多くがプラハに帰る中、宿舎に残ってB氏に質問。夕食後、翌日からの会議のために来た新参加者らと「コンゴ」に行く。