国際会議
今朝、メールが届き、9月にプラハで開かれる国際会議 "Logic Algebra and Truth Degrees 2010" にアクセプトされたとの通知を受けました。 これは、Lukasiewicz無限値述語論理 ∀Ł 上、包括原理を持つ集合論 H について、モデルを強制法で構成する方法につい…
11月に東京で開催される数理言語学・形式意味論のワークショップ "Logic and Engineering of Natural Language Semantics 7" (LENLS7) において、あの天才のAlexandru Baltag氏と並び、invited speakerとして講演をさせていただくことになりました。内容は、…
詳細を以下に転載します。
最終日は午前中のみ。 "The liar meets McTaggart: paradox and indexical fallacy" (Martin Pleitz) チェコの哲学者のTichyを引用しつつ、時間の非存在に関するマクタガートのパラドックスは、指示子(indexical)の乱用によるものであり、その点で嘘つきパ…
本日午前は哲学枠。 "Truth, Necessity, and Abnormal Worlds" (Jc Beal) 今回の会議で注目を集めている内容の一つに、「透明な真理観 (transparent view of truth)」というのがあります。これは真理のデフレ主義を発展させた立場で、 全域的な真理述語こそ…
午後も面白い話が多かったです。 Always more (Greg Restall) いや、面白い発表だったんです。可能世界意味論では「命題=可能世界の集合」と、外延的な関係が成り立つと言われています。もっと正確に言うと、 任意の可能世界では任意の命題の真理値が決定さ…
本日午前は証明論的意味論系の話が多い。 Field's paradox and its Medival solution (Stephen Read) Hartly Field は "Saving truth from paradox" のなかで、真理述語の全域性を許す体系の代償として、否定のルールがおかしい(弱まった)矛盾許容論理を導…
本日は初日、Belnapなど大物の講演もあり。 Ontological proofs of existence and non-existence (Petr Hajek) 算術および数学的ファジイ論理の泰斗ハジェクさんは、一方で、敬虔なクリスチャンでもあり、彼の趣味はオルガン演奏(教会で礼拝時にオルガンを…
本日の目玉はこちら。 Towards Metamathematics of Weak Arithmetic over Fuzzy Logic (Petr Hajek) Hajekさんの論文Mathematical Fuzzy Logic and Natural Numbers の内容紹介。ファジイ論理上、Robinson算術を弱めた(関数を三項関係にした)体系FQ-におい…
本日のトピックはTrさんの代数的意味論とその限界に関する講演。やっぱり面白い。
私の発表は16時20分より40分間。要旨は以下の通り。 Objective: to analyze the conception of truth (with a total truth predicate) in an arithmetic in Łukasiewicz infinite-values predicate logic ∀Ł. The problem: the modest liar paradox implies …
本日の午前は lecture series, 午後はチェコ組のファジイ数学案内 Real and Ideal Enitities in a Minimalist Constructive Foundation (2) (Giovanni Sambin) シリーズ二日目、今日は構成的数学のminimal な枠組で実際の数学(特に位相空間論)が展開できる…
午前8時45分スタート。 Opening 4月ごろになくなられた、Robert K Meyer さん(3月末に、この会議へ、招待講演の要旨を送ってきて、その後だったとか)に、みんなで黙祷。 Theories, Co-theories and Bi-theories in Non-Classical mathematics (Greg Restal…
国際会議で発表のため、チェコに出張します。帰国は7月4日(土)の予定です。その間、当Blogも更新がなかなか出来ないかもしれませんが、ご了承ください。
インフルエンザ蔓延のため、6月の国際会議への出席が難しくなってきた。6月中旬になってもフェイズが下がらなければ、出張中止命令が出る。来月までにWHOはフェイズを下げるだろうか、情勢の変化を見守るのみ。 ところで、航空券に関して、 早めに注文しない…
というわけで、6月にチェコで開催予定の国際会議 Non-Clasical mathematics 2009 での発表の許可が、本日、正式におりました。 In this talk, we discuss a few ways out from the non-commutativity of truth predicate and logical connectives [HPS00] in…
業務論文です。pdf版はこちら。要旨は以下の通り。 In the extended abstract, our on-going research project Verification Tool and Unified Specifications for Embedded Software is explained. In the project, we are developing an upper-process sup…
いや、別に行きたいとか投稿したいという話ではないのですが。 世の中、いろいろなテーマの国際会議があります。今回ご紹介するのはこちら、論文誌のレフリー制度の問題点に関する国際会議 ISPR/KGCM 2009。 Only 8% members of the Scientific Research Soc…
Godo氏の話は、認識論的立場から文のmeasureを導入し、そのmeasureからファジイ論理を導入する、という路線の概説。Halpernなどと近い立場か。measureはprobabilityやbelief のdegreeと近いものとされる。しかし、国によって、ファジイ論理の意義付けの方法…
恒例 "round table"、要はパネル・ディスカッション。議題はファジイ論理研究とその応用(哲学的/自然言語理解的/工学的)の価値について。 N氏:「哲学者はみんな聞く耳持たない!!」 会場から:「アナタの態度は、アナタのいうところの哲学者の態度その…
直前まで大幅に修正し続けたため、事前に提出した要旨とは大幅に違う内容になってしまった。 内容は以下の通り。 abstract Objective: to analyze the truth conception in fuzzy logics by formalizing "truth degrees". Motivation: try to explain how tr…
Fermuller氏の話は、"challenge of semantics"会議でやっとのと同じく、ファジイ論理をいわゆるintended model(真理値が[0,1]のモデル)以外のモデルを使って解釈することで、その哲学的・認識論的応用を広げようという話。具体的には、ゲーム意味論の使用…
Agzzoli氏の話はBL-algebraを拡張し、[0,n+1][0,1]のpiecewise-linear functions with integer coefficent mappingのクラスによって生成される n-BL algebraの話。CG(Mathematica?)を駆使した多くの図が楽しかったです。 Vetterlein氏の話は、ウイーン医科…
最初の講演はHajek氏。fuzzy論理研究の現段階の概観。 それからチェコ・グループ第二段としてBehounek氏の話、ゲーデル論理上の集合論。竹内-地谷のFZFの部分体系で、equality relationはprimitiveとして最初から与えられ、fuzzy relationとして規定されてい…
本会議は、実は、ホストのF.M.氏の60才の記念にあたるとか。おめでとうございます。
国際会議とセミナーで発表のため、ヨーロッパに出張します。 最近忙しく発表準備が終わっていないとか、関西空港までの乗り合いタクシーを予約したら時間確認の電話が本日21時半まで来なかったとか、国際会議の開催場所を調べようとしたら現在会議のweb site…
存在論のワークショップと、Hintikkaの講演に出席。 "A proof of nominalism: an exercise in reduction in logic" (Jaakko Hintikka) 最近研究しているらしい論理の話。これは、量化子の付け方が通常の論理と異なっていて、一階のIF(のバージョン)で二階…
本日はシモンズとパリクの講演および論理分析部会に出席。 "Language, games and social software" (Rohit Parikh) "Criteria of ontological commitment and second order quantification" (Marcus Rossberg) (内容は後で追加します)
非常に面白かったです。 "Benacerraf and Bad Company" (Michael Gabbay) ネオ・フレーゲアンにおけるabstraction principleの代表例と言えばヒュームの原理。しかし、その代替品として、算術を十分に展開できる抽象原理はたくさん存在する。この話では、氏…
本日はライトの講演と、あと数学の哲学部会に出席。 "The Key Problem of KC" (Matteo Plebani) ウィトゲンシュタインの数学の哲学の汚点というべき「不完全性定理誤解疑惑」を取り上げ、ウィトゲンシュタインの言明を好意的に解釈する(「実は分かっていた…