発表 & 質問

  • 基本的には好評だった模様。それなりの興味を集めることができたようだ。
  • 質問もいくつか。
    • しかし、正直、発表直後で気が抜けて頭が真っ白になってしまい、最初の質問の内容を理解するまで2分以上かかってしまい、えらい恥ずかしい目に遭う。
    • 一番ひどかったのがRoy Sorensen氏の質問で、彼の英語は早いしよくわからないし、そのとき理解できたのは「your presentation way」の一言だけ、一瞬プレゼンのしかたが下手だと苦情を言われたのかと本気で思ったぐらいで。結局全く理解できず、中国人の教授に助け船(というか易しい英語で言い直してもらう)を出してもらう始末。
    • この質問には後日談がある。そのあとやっと何を聞かれたのか理解したので、本人のところへ行って反論をしたところ、Sorensen氏は考え込んで、「議論の続きをしよう」と夕食に誘われた。夕食はほかのメンバーが Stewart Shapiro と Patrick Greenoughという超豪華メンバーで、どんな会話になるかと思ったら、結局税金と各宗教における妊娠中絶問題への対応についての議論で終始。
  • ちなみに発表スライドの一枚目(introduction)は以下の通り。

Defining vague predicates by their extensions:

  1. Sainsbury: It is drawing sharp boundaries.
  2. Is this all? How vagueness is described such sharp boundaries?

From a viewpoint of some set theories,

  1. The boundaries is unstable without the contraction rule,
  2. The set theoretic property corresponding to the rule is the axiom of extensionality (AE) .
  3. The violation of AE represents a vagueness (Evans's vague object!).
    • 縮約規則のないところで、例えばRussell 集合 R に対して、

On the boundary of R,

  1. it has a definite sharp boundary at any moment,
  2. but it also changes with time.

と、「証明ステップ(つまり時間変化!)ごとにboundary(そして文 "R ∈ R" の真理値)が変化していく」と解釈できる、というのがミソです。

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