Non Classical Mathematics 2009 (二日目)

本日の午前は lecture series, 午後はチェコ組のファジイ数学案内

Real and Ideal Enitities in a Minimalist Constructive Foundation (2) (Giovanni Sambin)

シリーズ二日目、今日は構成的数学のminimal な枠組で実際の数学(特に位相空間論)が展開できることを実証するのが目的。

Infinitesimal Calculus Based on a Fuzzy notion of Infinitesimal (Libor Behounek)

超準解析をファジイ集合論の枠組みで自然に展開できるというお話。超準解析学における「超準元」は「限りなく近い」ことを表すので、ある実数の近傍族をファジイ集合として定義しておき、「近さ」を
 x\sim y \equiv |x - y |\in C(Cは集合族に属する集合)として定義すれば、「近さ」をファジイ真理値で表現できるため、「限りなく近づく」と言うイメージをファジイに表現できる。つまり、
 \lim_{\bar{C}}(f,x_0, y_0) \equiv \exists C\in \bar{C}\forall x (x\sim x_0 \to f(x)\sim_{C_0}y_0)という感じに、ファジイに「近さ」を表現するわけです。