三日目

  1. Fermuller氏の話は、"challenge of semantics"会議でやっとのと同じく、ファジイ論理をいわゆるintended model(真理値が[0,1]のモデル)以外のモデルを使って解釈することで、その哲学的・認識論的応用を広げようという話。具体的には、ゲーム意味論の使用(F氏の十八番)を推奨。最後には、Robert Brandonの "Between saying and doing" の枠組みを使って、そこでS4様相論理でやっていた定式化をファジイ論理を使用してやり直してみせた。面白かったです。が、ファジイ論理を使う必然性をどう正当化するつもりなんだろうか。
  2. Chakraborty氏の話は、ファジイ論理のメタ理論をファジイ化(もしくは度合い理論化)して、Con(T)の様な言明も真理値0.5を持つ、とかにしたいと言う話。うーん、真理の度合いを原始概念にするっていかがなものか。