logic

「現代数理論理学序説」(古森雄一・小野寛晰)

現代数理論理学序説作者: 古森 雄一,小野 寛晰出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2010/06/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 260回この商品を含むブログ (11件) を見る本日、Amazonより到着。現代的な数理論理学について知りたけれ…

「完全性」の訳語

昔からゲーデルの完全性定理と不完全性定理の「完全性(completeness)」は、意味が違うのでややこしいという話があります。すなわち、 「完全性定理」の完全性:理論Tが完全であるとは、任意の論理式Aについて、AがTで証明可能であることと、任意のTのモデル…

「京都・ファジイ論理と非古典論理の一日ワークショップ」のお知らせ

JSPS日本・チェコ二国間学術交流事業に基づき、以下の要領で、6月14日に、京都でファジイ論理と非古典論理についての一日ワークショップを行います。皆様のご参加をお待ちしております。 Kyoto one-day workshop on fuzzy logics and non-classical logics …

AsubL4 (三日目)

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AsubL4 (二日目)

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"Algebra and Substructural Logics - take 4" (AsubL4) 初日

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「京都・ファジイ論理と非古典論理の一日ワークショップ」暫定スケジュール

来週6月14日に京都で行われるファジイ論理と非古典論理についての一日ワークショップにつきまして、暫定スケジュールを掲載します。お問い合わせは、(現時点では)私までお願いします。 Kyoto one-day workshop on fuzzy logics and non-classical logics …

「真理の度合理論は適切か? 〜ファジイ論理と真理理論〜」

慶応大学三田キャンパス東館4階セミナー室、18:30-20:00。30名の皆様にお越し頂き、活発な意見交換ができました。ありがとうございます。真理の度合理論は適切か? 〜ファジイ論理と真理理論〜View more presentations from shunsukeyatabe.

「真理の度合理論は適切か? 〜ファジイ論理と真理理論〜」

2010年5月14日(金)に、慶応大学において、セミナーでお話をさせていただけることになりました。公式HPはこちら。 日時:2010年5月14日(金)18:30〜20:00 場所:三田キャンパス東館4階セミナー室 要旨: 本発表では、ファジイ論理の『真理値』の解釈の問題…

"Toward a forcing model construction of H"

今朝、メールが届き、9月にプラハで開かれる国際会議 "Logic Algebra and Truth Degrees 2010" にアクセプトされたとの通知を受けました。 これは、Lukasiewicz無限値述語論理 ∀Ł 上、包括原理を持つ集合論 H について、モデルを強制法で構成する方法につい…

遺跡のパラドックス

砂山のパラドックスの変形バージョンです。以前考えて、すっかり忘れていたのですが、ふと思い出したので、ここに書いておきます。 数百年前の遺跡は、地中に埋まっている。つまり、当時の人の暮らしていた地面の上に、いつの間にか何メートルもの土が積もっ…

"Logic, Algebra and Truth Degrees 2010" (締め切り4月5日)

詳細を以下に転載します。

「透明な真理観を巡って」

実は、先日の応用哲学会で、院生向けの真理理論の紹介を日本語でやろうと思い、「哲学的理論と論理学的手法のインタラクション」をテーマに、下スライドを準備しました。ですが、急遽英語でやろうということになって、下スライドはお蔵入りとなりました。 せ…

"On the meaning of truth degrees"

以前シエナとヘイニッツェで発表した内容のまとめ。意外と好評でした。On the meaning of truth degreesView more presentations from shunsukeyatabe.(内容は後で追加します)

応用哲学会・非古典論理セミナー(グレアム・プリースト)

本日の内容は 以下の通り 午前10時〜午後1時 Session 5: many-valued logic & fuzzy logic Graham Priest on the Sorites Paradox 午後2時半〜午後5時半 Session 6: Relevant Logic Graham Priest on Relevant logic (1) Graham Priest on Relevant logic (…

応用哲学会・非古典論理セミナー(グレアム・プリースト) 二日目

内容は以下の通り 午前10時〜午後1時 Session 3: non-normal modal logic & conditional logic 午後2時半〜午後5時半 Session 4: Intuitionist Logic

"Extensionality and Restriction in Naive Set Theory" (Zach Weber)

最近、論文はつまみ食いばかりで一本丸々読みきる時間がなく、ご無沙汰しておりました。徐々にまた紹介記事を書いていきたいと思います。 Studia Logica誌の online first 論文、こちらから入手可能。数学的に興味深いというよりは、矛盾許容論理上で包括原…

Studio Phones Seminar

日時:12月5日(土)の10時開始(18時頃に終了の予定です) 場所:金沢大学サテライト・プラザ二階講義室 演題:ゲーデルの不完全性定理の話 In this talk, we introduce an overview of a proof of Godel's incompleteness theorem. First we see th…

数学特別講演会@金沢大学

日時:12月4日(金)の14:45より(一時間半から二時間の予定です) 場所:理学部棟第7講義室 演題:嘘つきのパラドックスと不動点 古典論理上の算術で全域的真理述語を仮定すると矛盾を導く(その証明には対角化定理(不動点定理)を使用する)話を…

「ファジイ論理の/と哲学」研究会

日時:2009年11月27日(金)午後4時〜6時 場所:京都大学本部構内文学部校舎第二講義室(図の真ん中辺り) 主催:京都大学文学部哲学研究室 講演者:Libor Behounek & Petr Cintula (チェコ科学アカデミー) タイトル: Formal fuzzy logic 要旨: In the t…

「日本・チェコ合同ファジイ論理ワークショップ」

JSPS日本・チェコ二国間学術交流事業に基づき、部分構造論理とファジイ論理についての合同ワークショップを、下記の要領で開催いたします。 日時:11月22日(日)〜23日(月) 場所:白山セミナーハウス「望岳苑」(石川県白山市) Czech-Japan joint fuzzy …

「数理論理学」(鹿島亮)

ごく一部で話題になっていた新刊本です。本日買ってきました。210ページのソフトカバー本なんですが、古典論理の自然演繹と列計算(LK)、完全性定理と不完全性定理、さらにはLKのカット除去、また直観主義およびクリプキモデル、さらには中間論理の話題まで…

"Truth theory and co-inductive definitions"

出席者6人、14:15〜15:15。プロジェクターがとても淡くて薄い上、15秒に一回点滅し、話にならない。結局残り時間15分になって別の教室に移動して再開(イギリスでは何が起こるか分からない)。 反応は…プロジェクターがひどかった割には良かったです、はい。…

"Toward a model construction of H"

@ボルツァーノ・ホール。参加者7人、9時15分〜10時45分。好評でした。

CSLI Lecture Notes 無料化

olehjortland 氏のついったー経由、 こちらからダウンロード可能。リストを全部掲げることはしませんが、個人的に興味があるところでは Normalization, cut-elimination, and the theory of proofs / A.M. Ungar. Vicious circles : on the mathematics of n…

"The ω-inconsistency and overspill in Cantor-Łukasiewicz set theory"

13:30-15:00、科学アカデミーのボルツァーノ・ホールにて(下画像は会場の風景)。 L∀上の包括原理を持つ集合論で展開される算術について、既存の結果のサーベイ、聴衆は7人。要旨は以下の通り。 Set theory: Cantor-Łukasiewicz set theory CŁ0 with the comp…

Logica 2009 (最終日)

最終日は午前中のみ。 "The liar meets McTaggart: paradox and indexical fallacy" (Martin Pleitz) チェコの哲学者のTichyを引用しつつ、時間の非存在に関するマクタガートのパラドックスは、指示子(indexical)の乱用によるものであり、その点で嘘つきパ…

Logica 2009 (三日目・午前)

本日午前は哲学枠。 "Truth, Necessity, and Abnormal Worlds" (Jc Beal) 今回の会議で注目を集めている内容の一つに、「透明な真理観 (transparent view of truth)」というのがあります。これは真理のデフレ主義を発展させた立場で、 全域的な真理述語こそ…

Logica 2009 (二日目・午後)

午後も面白い話が多かったです。 Always more (Greg Restall) いや、面白い発表だったんです。可能世界意味論では「命題=可能世界の集合」と、外延的な関係が成り立つと言われています。もっと正確に言うと、 任意の可能世界では任意の命題の真理値が決定さ…

Logica 2009 (二日目・午前)

本日午前は証明論的意味論系の話が多い。 Field's paradox and its Medival solution (Stephen Read) Hartly Field は "Saving truth from paradox" のなかで、真理述語の全域性を許す体系の代償として、否定のルールがおかしい(弱まった)矛盾許容論理を導…