「思想と実在」(マイケル・ダメット)

思想と実在 (現代哲学への招待―Great Works)作者: マイケルダメット,Michael Dummett,金子洋之出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2010/06/01メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (6件) を見るお贈り戴きました。ありがとうございます。内容は…

「現代数理論理学序説」(古森雄一・小野寛晰)

現代数理論理学序説作者: 古森 雄一,小野 寛晰出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2010/06/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 260回この商品を含むブログ (11件) を見る本日、Amazonより到着。現代的な数理論理学について知りたけれ…

買ってきた本

今まで、単に買ってきただけの本はここでは紹介しなかったのですが、今回は特別。ハルムスの世界作者: ダニイルハルムス,増本浩子,ヴァレリーグレチュコ出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2010/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 ク…

「 ヨーロッパ史における戦争」(マイケル・ハワード )

中公文庫 2010年(改訂版)。戦争の社会的要素に注目した、コンパクトにまとまった本でした。ナポレオンの強さの理由がやっと分かったような気がする。さて、これは改訂版で、終章で第二次大戦終結から対テロ戦争までを扱っているけれど、叙述の粒度が他の章…

「ルーヂン」(ツルゲーネフ)

久しぶりに再読。ルーヂンのヘタレぶりよりも何よりも、ルーヂンが35才だったことに衝撃を受けました。35才で無職だったら愛よりも失業の心配の方を先にしても不思議ではないよなと思います。ええ。

「コースト・オブ・ユートピア」(トム・ストッパード)

名作です。(内容は後で追加します)トム・ストッパード (1) コースト・オブ・ユートピア――ユートピアの岸へ(ハヤカワ演劇文庫 26)作者: トム・ストッパード,広田敦郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/01/30メディア: 文庫 クリック: 62回この商品を含…

「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」(上)(デイヴィッド・ハルバースタム)

朝鮮戦争でなぜアメリカは中国の参戦を予想できなかったのかを、マッカーサーを中心に描いたノンフィクション。ちまたでは「マッカーサー神話に終止符を打つ本」として流行っているようですが、たしかにマッカーサーのイメージが変わります。現代日本史に興…

「数理論理学」(鹿島亮)

ごく一部で話題になっていた新刊本です。本日買ってきました。210ページのソフトカバー本なんですが、古典論理の自然演繹と列計算(LK)、完全性定理と不完全性定理、さらにはLKのカット除去、また直観主義およびクリプキモデル、さらには中間論理の話題まで…

「フロム・ヘル (下)」(アラン・ムーア、エディ・キャンベル)

確かに名作だけど、 ヒトラーなど20世紀の大量殺戮と大量殺人への仄めかしがあまりにあからさま。 ストーリーとして、メーソン→ガル説は、あまりに強引では(コミックだからいいんでしょうが)。ガル医師があまりにパワフルです。 あと、どうでもいい話です…

「フロム・ヘル(上)」(アラン・ムーア、エディ・キャンベル)

アート系アメコミ(?)の名作。面白かったんですが、それはそうと、セリフ長過ぎ。

「ヨーロッパに架ける橋」(上)(ティモシー・ガートン・アッシュ)

旧西ドイツと東ドイツの間の「独独関係」について、 「独独関係」の知的特徴は、逆説的な言い回しが頻出することにある…。二つで一つの「共同体としての責任」。現状打破のための現状の肯定。体制の締め付け緩和を目的とした体制の強化。ドイツ統一を達成す…

"Mansfield park" に見る一人称と三人称の使い分け

以下の文章は、最近 Jane Austen づいているCによるものです。貧しい少女が、父親と自身に思いを寄せている裕福な男性との初対面を前にして考え込むシーン。彼女は彼をまだ好きではないが、父親のせいで彼が去ってしまうかもしれない。 and I believe,*1 the…

買い本

The Life of Monsieur De Moliire (Oneworld Classics)作者: Mikhail Afanasevich Bulgakov,Mirra Ginsburg出版社/メーカー: Oneworld Classics発売日: 2010/04/01メディア: マスマーケット クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る

「ドストエフスキーの一日」(L・グロスマン)

ヴィースバーデンのカジノで所持金をありたけ使い果たしたドストエフスキー、過去の体験をフラッシュバックさせながら、「罪と罰」のあらすじを思いつくさまを描く。 今まで俺が書いてきたのはくだらぬものばかりだ。金のため、名声のために、手っ取り早く書…

買い本

The Warden (Penguin Trollope)作者: Anthony Trollope,Robin Gilmour出版社/メーカー: Penguin Classics発売日: 1993/09/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るThe Prime Minister (Penguin Classics)作者: Anthony Trollope,David …

買い本

Life and Fate (Vintage Classic Russians Series)作者: Vasily Grossman出版社/メーカー: Vintage Classics発売日: 2006/10/24メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る訳者の紹介では「グロスマンのこの本は、多…

買い本

Persuasion (Penguin Classics)作者: Jane Austen,Gillian Beer出版社/メーカー: Penguin Classics発売日: 1999/06/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るMansfield Park (Penguin Classics)作者: Jane Austen,Kathryn Sutherland,To…

買い本

メモをとっておかないと忘れそう。The Embarrassment of Riches: An Interpretation of Dutch Culture in the Golden Age作者: Simon Schama出版社/メーカー: Vintage発売日: 1997/12/08メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブロ…

買い本

Pride and Prejudice (Penguin Classics)作者: Jane Austen,Vivien Jones,Tony Tanner出版社/メーカー: Penguin Classics発売日: 2003/01/01メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (53件) を見るI Served The King Of Englan…

"Emma"

バースの予習のため、Cが本屋で購入。Emma (Penguin Classics)作者: Jane Austen,Fiona Stafford出版社/メーカー: Penguin Classics発売日: 2003/04/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る

「ルック添乗員トラブル処理基準」(中央海外旅行販売部・昭和58年)

えーと、駅とかに、よく、お客がいらなくなった本を持ち寄る「図書館コーナー」ってあるじゃないですか。今日、ふと某モノレール某駅の図書コーナーを見たら、これが置いてあったんです。このモノレール沿線には空港もあるので、そこの社員の方が持ち寄った…

「1Q84 (2)」(村上春樹)

うまい。もちろん「ねじまき鳥」の方が名作だけど、とにかくうまい。

「1Q84 (上)」(村上春樹)

本日読み始め、機内で読了。「ふかえり」は、長門有希ではなく綾波レイなのか。

「近衛文麿―教養主義的ポピュリストの悲劇」(筒井清忠)

「ムナーリの機械」

ムナーリの機械作者: ブルーノ・ムナーリ,中山エツコ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/05/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (15件) を見る昔から欲しかった本、最高です。ピタゴラスイッチの元祖。 次は、是非、「…

「評伝 吉田茂」(4) (猪木正道)

最終巻なのにサンフランシスコ講和条約を結んだところで終わっている。理由は、やはり、その後の吉田は権力に恋々として晩節を汚したと著者が思っているからなのだろうか。

「評伝 吉田茂」(3) (猪木正道)

(後で内容を追加します)

「評伝 吉田茂」(2)(猪木正道)

(後で追加します)

「動物からの倫理学入門」(伊勢田哲治)

「動物をダシにした倫理学入門」というタイトルの方が相応しそうな、倫理学全般に関する教科書。文章は読みやすく、面白かったです。倫理学に関する主要な学説やアプローチをまず紹介→その立場から動物の権利などを認めるべきか論じる、と言うやりかた。現代…

「評伝 吉田茂(1)」(猪木正道)

松本重治を放っておいて、こちらを先に読む。 吉田茂は養父(ジャーディン・マジソン商会の支店長)が11才の時に他界し、昭和45年頃の通貨価値で20億円の莫大な遺産を相続。しかし40代のロンドン駐在書記官時代には、預金残高以上の小切手を振り出すことを繰…