ワークショップ「双対性から論理と計算を捉え直す―領域理論から量子計算、相互作用の幾何まで」

日本科学哲学会大会の二日目(11月11日(日))に、上記ワークショップにおいて、堤題者の一人として、「包括原理と超準的自然数」という題で発表をすることになりました。会場は中央大学多摩キャンパス、15:00-17:15の予定です。要旨のさわりは

古典論理を捨てて他論理を採用する場合、思わぬところにまで影響が及ぶことがある。本発表では、その事例報告として、ファジイ論理上で包括原理を持つ集合論を採用した場合、自然数の標準性を断念しなければならないことを紹介する。

詳しい内容は発表資料のこちらをご覧ください。
中身は数学会や中国で発表した内容、つまりウカシェーヴィチ無限値述語論理上包括原理を持つ集合論 H が ω-矛盾となる(つまり H の任意のモデルは超凖的自然数を持つ)という話で、ご存知の方も多いかもしれません。今回は、これをケーススタディを紹介しながら、非古典論理の導入の影響とその哲学的帰結を探るという話です。ただし持ち時間が20分なので、すこし詰め込み過ぎではないかと心配です。ともかく、この場を借りて宣伝させて頂きます。