「本の愉しみ、書棚の悩み」(アン・ファディマン)

今朝、出勤前に阪急駅前の書店で買って、帰りの電車内で読了。作者はアメリカの女性作家、旦那も作家らしい。薄い本だが中身はマニアック、本好きな方にはおすすめの、書物ネタエッセー集。電車内で3回吹き出しそうになりました。42歳の誕生日に夫婦で古本屋に行き、本を9kg買った話とか。
あまり関係ないが、ジョージ・オーウェルの本棚には1860年代の婦人雑誌が紐で縛ってあり、それを風呂でバスタブにつかりながら読むのを好んだらしい。詩人のフィリップ・ラーキンのお気に入りはポルノ小説で、スパンキングものが大好きだったとか。ミズ・ファディマンは南極探検マニアで、夜はベッドで旦那にスコット隊のエドワード・ウィルソンが午前1時と5時に起き出してアザラシの肉を噛み砕いてペンギンのヒナに与えた話をするそうだ。どうでもいいですが。