読書会

様相論理について

18:30-21:00、参加は三人。 Ted Siderの"Reductive Theory of Modality"を読むはずだったが、今回はK氏が、論文のネタとして考えている話と、David Lewisの謎の論証について話をする。おもしろかったが、ここで紹介するわけにはいかないので略(後者だけでも…

"Mathematics without foundations" (Hilary Putnam) (5)

19時より22時まで。参加者3人。p.18第2段落より最後まで。 パットナムのトリック K氏の指摘で議論が始まる。p.19の第一パラグラフ-第二パラグラフの重要な点でパトナムは叙述トリックを使っている。 第一パラグラフでは、集合論のパラドックスの話で、ラッセ…

"Mathematics without foundations" (Hilary Putnam) (4)

19時より21時半まで。参加者4人。p.15第3段落-p.18第1段落。 「連続体仮説(CH)は、ZFCから独立なので、真理値を持たない」という論敵に対して、パトナムは「二重星が無限に存在する」という物理学の言明や、「10^{100}+1が素数である」という言明は実際に確…

"Mathematics without foundations" (Hilary Putnam) (3)

会場に私は30分遅れで到着、18時半より21時半まで。参加者3人、終了30分前にN君が到着する。p.12第2段落-p.15第2段落。 不完全性の話、証明不可能な算術の命題やCHに関するコーエンの証明など。不完全性定理については(わざわざ)ロッサー・タルスキ・モス…

"Mathematics without foundations" (Hilary Putnam) (2)

19時から22時、参加者3人。p.10第2段落-p.12第1段落。 Putnumは Syntaxとしてのmodal logic を考え、Box (必然性)をprimitiveとして取る。Putnum はどんな概念を抽象化してこの Box を導入したのか、Quine流Logical Validity と証明可能性のどちらだと解釈…

"Mathematics without foundations" (Hilary Putnam) (1)

Journal of Philosophy, vol. 64, p.5-22. 1967. 18時半より22時まで。参加者4人、p.5よりp.10第二段落まで。饒舌なパットナムの論文を輪読で読むのは無理があるのか、訳に苦労した割には内容がない。面白いところは次回に持ち越し。 p.9で、 "Mathematics a…

"Nominalism" (Zoltan Gendler Szabo)

18時半より21時まで、4人出席。著者のwebsite はこちら。Introduction と第一節をK氏のレジュメで。 高階論理や Best logic, 抽象化原理について面白い議論となりました、が、やはり本題から脱線しすぎか。あまりに脱線しすぎたので、結局この論文は今回で打…

"Meaning, Truth, Ontology" (Stephen Neale) (4)

パラグラフ2つをやってから、Ks氏一時帰国記念祝賀会。私の中国土産(Quine,Carnap, Strawson, McDowellの中国語訳)もお披露目。楽しい時間でした。23時に帰宅。

"Meaning, Truth, Ontology" (Stephen Neale) (2)

17時半より21時半まで、参加者5人。本日はp.160第2段〜162第1段まで。p160での、構造記述をRusselliam descriptionsと捉えたときにscopeの取り方によってどう多義性が出てくるのかという問題と、脚注7の真理条件は厳密含意であるというコメントについてもめ…

"Meaning, Truth, Ontology" (Stephen Neale) (1)

17時半より21時まで、参加者4人。論文は "Interpreting Davidson" pp.155-197に掲載、本日はp.160第1段まで。 本日の読書会では久々のDavidson関連論文、経験的に正しくないT文を導出する真理理論は意味の理論として相応しくない、というところまで。しかし…

“Logical Pluralism” (2) (Greg Restall & JC Beal)

17時半より21時まで、参加者4人。 本日は第6章のcriticismについて。批判1における4つの例がどう違うか(すべてpluralismとの比較で判断されるべき)について議論。批判2については二つ批判、一つはKleene3値論理をcasesに含めるなら A ┣ A もvalid になるか…

“Logical Pluralism” (1) (Greg Restall & JC Beal)

Australasian Journal of Philosophy, 78 (2000) 475-493、こちらで入手可能。 10時半より昼食休憩を挟んで16時まで、参加者5人。IG氏がレジュメ、私がEtchemendyについての解説レジュメを担当。本日は第5章まで。FregeやRussellの時代に論理学の主題は論理…

"Metaontology" (3) (Matti Eklund)

18時より21時45分まで、参加者5人。4章と5章。単称名辞の意味論的機能に関するQuineの見解についてと、意味論的不確定性に関するSiderの議論に関して空中戦。面白かったが、Eklundも(特に意味論的不確定性に関して)もう少し形式化して書いて欲しい。次回は…

"Metaontology" (2) (Matti Eklund)

18時より20時45分まで、参加者5人。初めは1時間近くカルナップの論理的多元主義と直観主義論理の意味論について。それからEklundのmaximalismについて議論が沸騰、全部で4〜5個の反論が出て、誰も納得せず。結局第3節が終わっただけで終了。 帰宅は21時、夕…

"Metaontology" (1) (Matti Eklund)

Philosophy Compass 1: 317-34. 18時より21時45分まで、参加者5人。本日は第3節まで。元々広い範囲をレビューする論文だけに、説明が十分ではない。Fictionalism、多元主義と(op1)について、またDorrの「意味論的不完全性」という言葉の意味について議論が沸…

"What is Cantor's continuum problem?" (Kurt Godel)

17:30-21:00、参加者は5人。h師が本文のレジュメ、私が集合論的解説のレジュメを担当。IG氏の規約主義の立場からの質問を軸に話が進む。ゲーデルがプラトニストに見えるのは「(十分に確定された)実在」とかいう言葉遣いのせいだけで、実は言っている内容は…

"Three varieties of knowledge" (6)

18:00-19:30、参加者は5人。p217第2段-最後まで駆け足で。次回(5/9)は少し趣向を変えてゲーデルの「連続体問題とは何か」。 終了後K氏の発表祝勝会、22時半まで。IG氏の野望的学説について、あと形而上学について。とても楽しく過ごしました。

本日は

週末のK氏の発表のための予行演習、21時まで。是非完成版を読みたいです。それから、私は言いたい放題のコメントをしていたような気がして申し訳ないです(恐縮)。 その後JR駅前のTustayaでdvdを返してから帰宅。4月と思えない寒さ、小雨が降っていた。

"Three varieties of knowledge" (5)

18:00-21:00、参加者は6人。p214第3段-p217第1段まで。p214第4段でのanalogousの正当性についてと、物理的概念と心的概念の違い(「特定の関心」とか)につい。議論は白熱、楽しかったです。

"Three varieties of knowledge" (4)

久しぶりの再開。18:30-21:00、参加者は6人。p211最終段-p214第2段まで。 私は三角化の箇所(p212最終)の翻訳を当たったが息切れしまくり、また結局なぜteachingの例を持ち出してきたのか結論がでず。ほかにp214冒頭のgeneral pictureとsimplest perceptual b…

お別れ会

帰宅後、Cと金沢駅のデパートで買ってきた「中越」の和菓子「弥生桜」(おいしい)をお茶請けにお茶を飲んでから、お土産をもってその足でDavidson読書会に向かい、K君のお別れ会に出席。ご苦労様でした。出席者は5人、今回はN氏が絶好調。23時半に帰宅、25…

"Three varieties of knowledge" (1)

18時から22時まで。参加者は6人、h師は絶好調。p205-p209第1パラグラフ。3種類の経験的知識(自己知・感覚器官による知識・他人についての知識)とお互いへの還元不可能性について。事前に原稿が手に入らなかったので初見で翻訳があたり、さんざんな出来。内…

"On the very idea of a conceptual scheme" (3)

18時半から21時まで。参加者は5人、h師は参加はしたものの風邪でヘロヘロ。p188第3パラグラフ-p191。Kuhnのパラダイム論とQuineのconceptual schemeの違いについて内輪もめ。Quineの枠組みの中で本当に科学理論を構築出来るのだろうか(反語表現)。

科哲コロキアム予行演習

本日は18時から科哲コロキアム発表の予行演習。1時間の発表の後、いろいろ有益なコメントを頂く。 その後20時近くからDavidson読書会の新年会、鍋。色々お話を伺う、というか酔っぱらってしゃべりまくる。23時半に帰宅。

"On the very idea of a conceptual scheme" (2)

参加者5人。p184第1パラグラフ-p188第2パラグラフ。所々議論の進め方に疑問はあるものの、結構進む。帰りにK氏にidentityに関する文献を教えて頂いてから、22時に帰宅。

"On the very idea of a conceptual scheme" (1)

新年度Davidson勉強会第一回目。しかし参加者が4人と少なかったため、最初のパラグラフ4つをやった後一般討議(「丸い四角」に関するスコラ哲学とDavid Lewisの話、とか)をしてから研究室で臨時の新年会に。ビールを美味しく頂きました。22時半に帰宅。

"What Davidson Said to the Skeptic or" (Bjorn Ramberg) (7)

18時より21時15分まで。p232第1パラグラフ-最後まで。参加者6人。

"What Davidson Said to the Skeptic or" (Bjorn Ramberg) (6)

18時より21時15分まで。p230第2パラグラフ-p231最終パラグラフ。参加者5人。p230-231にかけての箇所の英文がすさまじく、その解釈でもめる。

"What Davidson Said to the Skeptic or" (Bjorn Ramberg) (5)

18時より20時45分まで。p227第3パラグラフ-p230第2パラグラフ。

"What Davidson Said to the Skeptic or" (Bjorn Ramberg) (4)

17時半より20時45分まで。本日は早く進み、p223第2パラグラフ-p227第3パラグラフ。第三章に入る。"Davidson's anti-representational conditional: if we want to avoid skeptism, we must give up representations." (p224)を巡って、WiliamsとRortyのコメ…