「図書館 - 愛書家の楽園」(アルベルト・マングェル)

著者はかつてアルゼンチンで盲目となったボルヘスに本を朗読するというバイトをしていたと言う人物、本と細部(小ネタ)への愛(とwebへの対抗意識)にあふれた本です。原題は "The Library at Night"、なんで原題をそのまま使わなかったのか疑問だ。
どこで調べたのかと言う小ネタにあふれているだけに、逆に言及されていないネタの数々(ルーヴァン大学図書館の二度の炎上とさらに分割とか、フランス国立図書館新館の問題点とか)がハイライトされてしまい、ソレを考えると二度楽しめる、ような気がします。
ちなみに著者のサイトはこちら