NCM(最終日)
最終日、午前7時に起床。朝食時に Greg が素朴集合論で矛盾を導く最小証明の話をする。非常に興味深い。本日は午前で会議終了。参加者の多くがプラハに帰る中、宿舎に残ってB氏に質問。夕食後、翌日からの会議のために来た新参加者らと「コンゴ」に行く。
Non Classical Mathematics 2009(最終日)
本日の目玉はこちら。
Towards Metamathematics of Weak Arithmetic over Fuzzy Logic (Petr Hajek)
Hajekさんの論文Mathematical Fuzzy Logic and Natural Numbers の内容紹介。ファジイ論理上、Robinson算術を弱めた(関数を三項関係にした)体系FQ-において、不完全性定理を証明する話。対角化などは可能、第1不完全性定理は(証明可能性を→について弱めるという条件の下)導出可能、しかし体系が弱すぎるため第二不完全性定理はステートメント「自分の体系が無矛盾である」を表現できない。
最後は、ファジイ論理上の算術の超準モデルを紹介し、幕。この超準モデル(0から遠くなるにつれて、超準元同士の計算が小さな真理値を割り振られる)が面白い。
とりあえずの生存報告
宿舎の部屋からネットにつなげないので、なかなか更新できませんが、とりあえず生きてます。エクスカーションのハイキングで大雨にうたれたときはさすがにどうかと思いましたが。
発表は好評でした。名前を論文でしか知らない人たちから「今日の話は論文を書いたのか、書いたら送ってくれ」と言われるのは(リップサービスにせよ)とてもうれしい気持ちです、はい。
「1Q84 (2)」(村上春樹)
うまい。もちろん「ねじまき鳥」の方が名作だけど、とにかくうまい。