"Against intuitionism: Constructive mathematics is part of classical mathematics" (W. W. Tait)

Journal of Philosophical Logic vol.12 No.5(1983), ファイルはこちらから。Akm君の紹介で3月末に読み始めたこの論文、最近忙しかったので中断を挟んで、やっと本日、帰りの電車の中で読了。
タイトル通り、「構成的数学(もしくは直観主義数学)は古典数学の一部である」と主張し、排中律については連続体仮説を認めるか認めないかと同列の問題であって、連続体仮説を否定してもその数学は依然として古典数学の一部であるように、排中律を否定しても直観主義数学は古典数学の一部と見なせると論じる。面白い論文だけれど、著者の狙いとは別のところが(古典論理上の算術に型付けをするという点が数理論理学的に)面白く、そして、(主題であると思われる)直観主義者批判としてはあまり成功しているようには見えない。

(内容についての詳細は後日追加します)