「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する」(亀山郁夫)

カラマーゾフの兄弟」と資料を分析し、裁判から13年後を舞台とした続編(ドストエフスキーの死によって書かれずに終わった)のあり得べき筋書きを検討する。アリューシャとコーリャによる、テロリズムおよびフョードロフの「共同事業」を巡る激論、想像しただけで興奮する。