テート・モダン

テムズ南岸の再開発地区の旧火力発電所を改装した美術館。大きい。Web siteはこちら

展示も充実。常設展示は4つの部屋からなるが、どの展示室一つをとっても、日本のどんな美術館よりも充実している。

第一展示室 "Material gestures"

下画像は入り口より展示室を望む。イギリスの美術館としては珍しく写真撮影が禁止なため、こういう画像しかありません。ご了承ください。

Webはこちら。ここは

  1. マティスの「カタツムリ」はここにあった。上画像でも奥の方に見えます。想像していたよりずっと大きな絵。
  2. 「ロスコーの部屋」もここ。薄暗い証明の中、8枚(?)のロスコーが並ぶ部屋があり、強烈な印象を受けます。
  3. "Claude Monnet and abstract Expressionism" というコーナーには、モネの「睡蓮」と、ロスコーの黄色い絵、それからポロックおよびJoan Mitchelの絵が並び、みんな確かによく似ている。

第二展示室 "Poetry and Dream"

シュールレアリズムとその影響を受けた人たちのコーナー。Webはこちら

  1. マックス・エルンストマグリットのようなシュールリアリストの有名どころでお腹一杯。ピカソの "Three Dancers"まである。
  2. 影響を受けたらしい画家として、フランシス・ベーコンとBourgeoisのコーナーがあり・・・何というか、R-15です。これまで、ベーコンの絵をちゃんと見たことはなかったけれど、とにかく強烈でした。
  3. ほかに、ヨーゼフ・ボイスの作品があり・・・大作。

第三展示室 "Idea and Object"

デ・ステイル、ロシアのシュプレマティズムからconceptual artまで。Webはこちら

  1. デ・ステイルやシュプレマティズムは少し物足りない雰囲気。
  2. 1920年代のフィルム作品で、Lon Lye の "Colour Box" という作品があり、フィルムに直接絵の具で色を塗ったそうで、キューバ音楽に合わせて色が踊り、見ていると最後に「お得な郵便小包を使いましょう」・・・ 郵政公社の後援によって制作された作品だとか。ヲイ。
  3. マンゾーニの "artist shit"の缶詰、デュシャンの「泉」など有名どころ、ボイスの大型作品も。

第四展示室 "States of Flux"

入ってすぐの所にリキテンシュタインの大型の絵が。1920年代の絵が多く展示され、ここが一番普通の美術館っぽい。Webはこちら

昼食は紅茶とサンドイッチを買って、美術館前テムズ川岸の芝生で食べる。風が心地よい。画像は美術館よりテムズ対岸を望む。16時まで滞在、お腹一杯。