帝国戦争博物館

ウォータールー駅まで歩き、それから地下鉄でランベス・ノースに行き、帝国戦争博物館には16時半に到着。調子に乗って写真を取りまくる。

世界最初の戦車、Mk-IV。

チルダ歩兵戦車。昔プラモが欲しかった。

M-4シャーマン、英軍用(Fireflyではないらしい)。車高の高さに驚く。

T-34ダイムラー装甲車。さすがT-34は強そう。

ヤクト・パンツァーのカットモデル。もったいないことを・・・。

もちろん戦闘機も。これはスヌーピーも乗っていたので有名なソッピース・キャメル戦闘機。

ドイツ軍のFw-190、展示場ではP-51に追いかけられている配置になっている。

元祖・巡航ミサイルことドイツ軍のV-1。

ドイツ軍のV-2ミサイル、エンジン部が露わになっている。

別に戦車や戦闘機だけを展示しているわけではなく、地下にはいろいろ展示が。これは第一次大戦時、英軍兵士が前線の塹壕に掲げた手書きの標識。"Suicide corner"とか、冗談になっていない。

一昔前は

帝国戦争博物館はあまりに帝国賛美色が強すぎると問題になったせいか、最近は「ホロコースト」や「人道に対する罪」に関する展示コーナーも強化されている、らしい。というのも、地下の歴史展示を見て、それから写真を撮っていたら、いつの間にか閉館時間になってしまっっていた・・・(汗)。

地下の歴史コーナーには

第一次大戦からイラク戦争までの英軍および敵国の装備・作戦の紹介がある。メインはやはり第一次大戦および第二次大戦。戦争を追体験しようというコーナーもあり、実物大のジオラマ第一次大戦塹壕と、第二次大戦・空爆下のロンドンの防空壕がある。後者は、防空壕を出ると焼け野原になったロンドン中心部のジオラマがあり、防空壕に避難した一家が声でストーリーを語る、ドラマ仕立ての形式になっている。一家は爆弾が炸裂する中で歌を歌ったりなんかして、前日の避難騒ぎの時を思い出す。
あまり関係ないが、こういう展示を見ると、イギリス人にとって第二次大戦は「我らが最良の時」、つらかったけれど自分達が一番輝いていた時代だったんだということを強く感じる。空襲もすべてひっくるめて「今となってはいい思い出」なのかもしれない。あと、太平洋戦争コーナーには、日本軍の捕虜になった英軍兵士が虐待された展示のウェイトが大きく、日本人的にはとても居づらい雰囲気でした。