"Recursion contradicts to induction within Lukasiewicz logic"

22時半に国際会議 ”Many Valued Logic and Cognition - Trends in Logic V Conference" 事務局からメールが届く。3月30日に投稿した要旨が、無事にacceptされたそうです。っていうか、「6月1日までに可否を返答する」という話だったんだけど、返事が早すぎない?
内容は、Lukasiewicz無限値述語論理 L∀ 上で包括原理を持つ集合論において「ω上の数学的帰納法が矛盾を導く」という Hajekの定理の証明を簡略化したというもの。Hajekの L∀上の証明はとても長く、私が2年前にやった別の証明は簡単だけれどもっと証明力の強い論理(その意味論がArchimedian MV 代数になるようなもの)上でしか証明できなかった。でもそのやり方をHajekの使ったアイディアに沿って改良すると L∀ でも適用可能になります、という話です。 ちなみに、そのアイディアってのがバカバカしいくらい簡単で、気が付かなかった自分がアホに見える。
この問題を考え直してみようと思ったきっかけは、3月にJAISTで発表したことです。あの会議は色々な点で良い刺激となりました。関係者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
しかし会議は7月6日-9日ということで、微妙な情勢が微妙な情勢なので、もしかしたらとても微妙な情勢となるかも・・・その場合は自費で行くことになる。場所は中国、広州市の中山大学。えーと、航空券はいくらだっけ?
ちなみにabstractはこちらです。ご興味のある方はご覧下さい。