「昭和二十年 (1)重臣たちの動き」鳥居民

昨日Amazonから届いた本。正直なところ、一日で読み終わるとは思いませんでした。やめられない止まらない。
これも「萌えるローマ帝国HAPPYMAX」さんのところで紹介されていた本。
第一部は昭和二十年1月1日から8月15日までの政府要人の動きを中心としたノンフィクション、全14巻。ただし第1巻は近衛と木戸によるフラッシュバックで戦争突入までの事情に関する回想仕立てな部分が多い。
昭和十年代生まれの私の父の名前は「文丸」という。祖父が近衛文麿の名前をもじったのだろう(平成十五年生まれの純一郎と同じノリだろうか)。いかに当時近衛人気が高かったのかはよくわかる。しかし日中戦争の勝利とか革新運動とか四カ国同盟とか、本当に可能だと思っていたのだろうか。近衛首相と右翼との関係の話は衝撃的(いかにもありそうな話ではあるが)。