「わが放浪 わが出会い」(B.A.ギャリロフスキー)

先週Amazonの古本で購入。
いい本で、19世紀末ロシアが好きな人にはお勧め。冒頭の「フォバガール」が白眉。革命後、廃墟となったモスクワの競馬場で、革命前に名をはせたダンディと再会するシーンはとても切ない。あとは「掘り出し物」が好きかな。しかし後半の有名人を扱った話は少し「ソヴィエト公式路線」調な雰囲気があって少し興ざめ。