「ブレア時代のイギリス」(山口二郎)

昨日到着した岩波新書。面白く読めました。
森嶋氏の「サッチャー時代のイギリス」の続編を目指したそうだが、それよりは手短に現状報告をまとめた感じ。雇用政策などの話は、自分の雇用が不安定なだけに、切実感を持って読めました。しかし、どうでもいいことだけど、私がこの本で一番驚いたのは、本筋の話ではなく、「イギリスの貧困世帯の割合は南欧諸国より高く、そして日本はもっと高くOECD加盟国中5位」(p58)というところ。いや、新聞とか注意してたつもりだったんだけど、いつの間にそんな上に?