「フランス革命の主役たち」(上)

サイモン・シャーマ著(分厚い本を書くのが好きな人、面白いけれど重い)。
フランス革命について「澱んだ旧制度」というのは偏見であり、産業化は大貴族主導で始まっていたこと、また革命の原因の一つとして政府の失策とエリート層のルソー的愛国心への熱狂を重視。革命は上で始まり下に飛び火する、という訳か。
どうでもいいけれど、この本は全三巻だが、大学図書館には下巻はあっても中巻はない。どうしよう。