ウフィッツィ美術館
下画像はそのエントランス。
中世美術はすばらしい作品が多い。また、中世美術の展示室は薄暗く、リッピらのルネッサンス絵画のコーナーになると急に照明が明るくなるのは狙ってやっているのだろう。ルネッサンス絵画は、聖母子像など構図は同じでも、無意味に遠近法を採用したり脇役やカーペットの柄に凝りだしたりと、どうだろうと思うことも多い。
でも、ピエロ・デッラ・フランチェスカの「ウルビーノ公夫妻の肖像」はよかった(純粋な世俗画はいい)。後はイタリア美術の衰退の様がよくわかる感じになっていく。後半の展示室ではクラナッハが一番良かった。
特別展はジオット展。聖画を見れて満足。出口となりにカラヴァッジオの部屋、こちらはすばらしい(が血なまぐさい、ついでに何でも「光と闇」っぽくすればそれでいいのかと疑問を持たないこともない)。