"Reductive Theories of Modality" (Ted Sider) (1)
The Oxford Handbook of Metaphysics (Oxford University Press 2003), pp.180-208. こちらから入手可能。参加者は4人、p.1-p.6第二パラグラフまで。
今回は初回なので導入的な話がメイン。第一章では de re 様相 ∃x□Px (内部量化 quantifying in)と de dicto 様相 □∃xPx の違いがメインか。第二章では還元の話。認識論もしくは存在論からの要請で、様相概念を原始概念としてではなく、他の概念に還元する方法を探る。・・・しかし、そもそも還元て何なのか、原始概念もしくは存在者を減らすことのみが還元の条件なのかを巡って議論。あと還元主義と消去主義の違いについて*1。
*1:消去主義においては、問題になる概念は端的に間違いとされて単に消去される、でよろしいんでしょうか