Moh Saw-Kwei (莫少揆)教授続報

本日、中国・中山大学の助教授より Moh Shaw-Kwei 教授について詳報をメールで頂く。それによると

  1. 1917年8月13日、中国広西チワン自治区(Guangxi 県) 桂平(Guiping)郡に生まれる。
  2. 1939年 Central university(現在の南京大学) 理学部数学科卒業。
  3. 卒業後は同大学でteaching assistant を2年間、その後同大学講師になり、それから中山大学数学科講師に。
  4. 1947年、スイスとパリに行く。スイスではベルナイスの下で数理論理学と数学基礎論を学ぶ。ベルナイスはMoh の数学的才能を高く評価し、しばしば議論をしていたらしい。というのも、Mostowskiの論文について、Mohが不備を指摘したりコメントしたり改善を提案したりした内容に、ベルナイスが感銘を受けたかららしい。
  5. 1950年4月に中国に帰国、南京大学助教授に就任、引退時は教授。中国における数理論理学の草分け・第一人者として有名。

だそうです。7月9日付エントリーの情報を謹んで訂正させていただきます。