談話会 "Ordered Categories of Processe" (Michael Winter 氏 (Brock University))

関数型言語に対応する計算はλ計算、それに対応するのは Cartesian closed category。プロセスに対応する計算といえばCCSやπ算法、それではそのカテゴリー的対応物は?
一応、Abramskyの interaction categories が提案されているが、ちゃんと定義が与えられていない。というわけで、Winter氏は time-extended allegories を提案する。categoryは関数についてだがallegoryはrelationについて(relation algebraに似ている)、プロセスを(時間を表現できるように拡張された)relationとして捉える。そこでプロセス間にbisimulationによって同値類を導入し、その同値類は lower semilatticeを構成する。その性質について色々。難しいが、興味深い話でした。
その後懇親会。Winter氏はドイツ人で国防大学で計算機科学を学び、卒業後はドイツ国防軍でゲパルト対空戦車に乗っていたとか。冷戦が終わり軍を退役して研究者になったそうで。英語は分かりやすいが話すスピードが早い。
最近疲れていたのか、懇親会でえらく酔っぱらう。二次会にも行くがずっと寝ていた。帰宅は22時半、しかしソファーで横になって気がついたら27時。