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個人的メモ、くるるの数学ノート経由。Randall Holmes氏@ボイジー州立大の作成、ページはこちら。NFはQuine大先生考案の外延性公理とstratified formulaeに関する包括原理のみを持つ古典論理上の集合論。有名だけど研究者は少ない(現在世界で一桁のみ、という噂を聞いたけれど)。無矛盾性とか、openなままの問題も多い。
個人的に不思議なのは、Quineの他の哲学分野での学説と、この集合論、内的な関連性ってあるのだろうか、ということ。例えば、行動主義と、精確な科学には外延的言語が必要という考えと、NFが外延性公理を持つことは関係があるんでしょう、きっと。では、NFでTypedな言語を考えることに対応するのは?NFが制限された包括原理を持つ事実に対応する他の哲学的アイディアって何?
1月23日追記:intruder氏にコメントを頂きました。ありがとうございます。Quine自身、NF でのtypeの使用は「パラドックスを防ぐ形式的トリック」以上のものではないと評価しているのですね。勉強になります。